【40代の資格取得】ITパスポート試験の勉強方法と効果的な学習法

ITパスポート試験の勉強法
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会社から資格取得をするようにいわれているあなた。
推奨の資格に「ITパスポート」を見つけたのですが、どのような資格で、40代でも合格することができるのでしょうか?
2021年8月の44歳でITパスポート資格を合格した私からあなたへどのように勉強をしたのかお伝えします。

「ITパスポートって、40代からでも取得できるの?」

「ITの知識なんてほとんどないけど、独学で合格できるかな?」

「仕事や家事と両立しながら、勉強する時間ってどこから捻出すればいいの?」

あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?

ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識と技能を問う国家試験です。

IT業界で働く人だけでなく、ビジネスパーソンであれば、ITに関する知識は必須と言えるでしょう。

40代でITパスポートを取得することには、さまざまなメリットがあります。

  • キャリアアップや転職に有利になる
  • 仕事でITに関する業務を担当できるようになる
  • 日常生活や趣味でITを活用できるようになる

しかし、40代になると、仕事や家事など、忙しい毎日を送っている人も多いでしょう。

そんな中で、ITパスポートの勉強に時間を割くのは、簡単なことではありません。

そこで、この記事では、40代でもITパスポートを取得するための勉強法をご紹介します。

目次

ITパスポート試験の基礎知識

ITパスポート資格とは

プログラミングの基礎として「ITパスポート」資格が位置づけられていますが、実際はどのような資格なのでしょうか?

ITパスポートとはなにか

SAMURAI ENGINEER [侍エンジニア]さんがITパスポートについて分かりやすい動画を出されています。

受験料については、映像の公開時より値上がりしており、2023年現在7,500円となっております。

また、ITパスポートを実施している情報処理推進機構のHPによるITパスポート(iパス)の定義は以下のようになります。

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。

iパスとは/ITパスポート試験

ITパスポートの難易度

ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識を証明する、経済産業省認定の国家試験です。

初心者でも短期間で合格を目指せますが、聞きなれないカタカナの用語やビジネスシーンで使われる難しい言葉をたくさん覚えなければならず、頭に詰め込む情報量が多いです。

ITパスポートの難易度は、ほかの国家試験と比較すると高いわけではなく初心者でも短い勉強期間で合格を目指せます。

ただし、IT初心者の場合は言葉の意味を覚えるまで辛いと感じるかもしれません。しかし、知識を覚えてしまえば難しいことはないので初心者から勉強を始めても短期間で合格に辿り着けます。

ITパスポートの試験範囲

ITパスポート試験の試験範囲は、以下の3つに分類されます。

  • ストラテジ系:経営全般に関する知識
  • マネジメント系:IT管理に関する知識
  • テクノロジ系:IT技術に関する知識

これらの分野は、ITの基礎知識を問うものであり、ITの専門知識を問うものではありません。
そのため、ITの初心者でも十分に合格を目指すことができます。

ITパスポートの試験概要

項目内容
試験時間120分
出題数100問
出題形式四肢択一式
出題分野ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度
合格基準総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

総合評価点
      600点以上/1,000点(総合評価の満点)

分野別評価点
      ストラテジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
      マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
      テクノロジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)

ITパスポートの合格率

ITパスポートの合格率は以下のようになっております。

合格率
2022年51.6%
2021年52.7%
2020年58.8%

特に重要なITパスポートスキルと知識のポイント

情報処理推進機構の「ITパスポート試験」HPの社会人の方へより

試験勉強を通じ、幅広い分野の基礎知識が取得可能!

○情報セキュリティや情報モラルに関する知識が身に付きます
情報セキュリティに関する基礎知識が身につくことで、インターネット、電子メール、社内システムを利用する際に、機密情報の漏えいやウィルス感染など様々なリスクがあることを理解できるようになります。
 
○企業コンプライアンス・法令遵守に貢献する正しい知識が身に付きます
知的財産権などに関する法律の知識や、企業コンプライアンスに関する知識が身につくことで、著作権侵害・商標権侵害などの法令違反や個人情報漏えいなどのリスクが理解できるようになり、企業コンプライアンス向上・法令遵守に貢献します。

○経営戦略、財務など、経営全般に関する基礎知識が身に付きます
「SWOT分析」、「BSC」など社会人として備えておきたい経営全般に関する知識や、財務諸表・損益分岐点分析など会計・財務に関する知識が身につくことで、ITを活用した業務の課題把握と解決力が養われ、業務改善につなげることができます。

○業務に必要なITの基礎知識が身に付きます
パソコンの操作に関する知識ではなく、情報システム、ネットワーク、データベースなどITの基礎知識が体系的に身につくことで、顧客、社内の情報システム部門、IT企業との円滑なコミュニケーションに役立ちます。 実際に「社内の情報システム部門とのコミュニケーションが円滑になった」、「顧客とのコミュニケーションが円滑になった」などの声が寄せられています。

社会人の方へ/ITパスポート試験

「ITパスポート試験」の引用の文章を見て分かるように、

ITの技術知識よりもビジネスに関する基礎知識を問う問題が多いです

40代のあなたであれば、日常のビジネスシーンで使用している言葉だったり、情報漏洩のために普段から注意している内容から問題が出題されるので、すでに知っている知識や経験から答えられる問題が多くあるはずです。

40代向けの実践的なITパスポート学習法


では、どのように学習していったらよいでしょうか

ITパスポートは40代でも独学で合格できるか

ITパスポートは40代でも独学で合格することは可能です。

私はITパスポートの資格取得のために、通学や通信教育は一切しませんでした。

過去問をできるだけ解き、分からない部分は書店のテキストで知識を取得できるのかが合否を分ける秘訣です。

書店でテキストを買い基本的な内容を知る

私が購入したのは「ITパスポート絶対合格の教科書」

こちらの本は、すごく分かりやすかったので、おススメです。

まずは本を一通り読んで、ITパスポートはどんな内容の問題が出るのか確認しましょう。

著作者の高橋 京介さんが動画を公開しており、試験勉強の8つのポイントを解説されています。

この動画でも紹介しているとおり、CBT疑似体験ソフトウェアで過去問を解くのが合格のカギです。

CBT疑似体験ソフトウェアで模擬試験を行う

ITパスポート試験公式HPの「CBT疑似体験ソフトウェア」を行いましょう。

本番の試験と同じ表示形式で過去問を受けることが可能です。

疑似体験を行うことで、本番の受験の時も緊張せずに受験することが可能です。

ITパスポートの過去問を多く解いてみる

ITパスポート試験に受かるための大事なポイントは、たくさんの過去の試験問題を解くことです。

表現を少し変えただけの過去と同じ問題が何度も出題されます。

過去問を多く解くことで、この単語やこの傾向の問題は何度も出題されているなということが分かってきますので、多くの問題を解いていきましょう。

過去問についても、書店で過去問の本を購入しなくても、ITパスポート試験公式HP過去問の公開をしています。

英略語が多いので惑わされないように注意する

会社で使用しない英単語の略語の問題に注意する。

ITパスポート試験で、私が苦戦したのが、英単語の略語の意味がなかなか習得できないことでした。

とにかく多すぎるし、似た単語が多い。

例えば

APIとKPI
SLAとSLM
PaaSとSaaS

英略語については、一つ一つ正確に覚えると時間がかかるので、過去問を多く解くことで自然と覚えていく方が効率的です。

アローダイアグラムを確実に解けるようにする

アローダイアグラム(各作業の所要時間などの情報を組み合わせて、プロジェクト全体の流れを図表化したもの)の問題はたびたび出題されます。

アローダイアグラムの問題は落ち着いて計算すれば確実に解けますので、得点のとりこぼしのないように過去問で問題に慣れていきましょう。

仕事との両立を図るためのスケジュール管理

通勤時間と仕事が始まるまでのすき間時間を有効に活用しましょう。

私の場合は、会社についてから職場に入るまで時間があったので、食堂等で軽食を食べながらテキストを読んだり、過去問を解いていきました。

帰宅後は、CBT疑似体験ソフトウェアを活用して何度も過去問題を解いていきました。

40代は記憶が劣る年齢でもあるので、毎日少しの時間でも良いから継続して学習したのが合格のカギでした。

コロナ禍であったので、なかなか受験タイミングがつかめせんでしたが、本格的に勉強してから約6か月で、一回で合格することができました。

集中的にITパスポートの勉強をする予定であれば、3か月で合格することは可能です。

まとめ

金融機関等でもITパスポート資格取得を推奨する会社が増えています。

ITパスポート資格については、プログラミング等の知識がなくても、ビジネスに対する基礎知識があれば、合格することが可能です。

40代のあなたが合格することを願っています。

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